ある日の散歩 (アート編)
ドームを支えている石の柱が左右4本見える 建物内部に入った時、壁一面に施された ブルー地にアイボリーのレリーフに 目を奪われてしまう! ミュゼ ホナルハイエ メリリエ イラン 皆さんご存知でしょうか? この美術館は文化省の中にあるのですが・・・ 夫の弟の知り合いがたまたまこちらにいて 私が美大系で アートが好きであるとの話から省内にあるこの美術館を見せてくださいました。 この建物はガジャール朝、ファタリシャーの時代にオスタットアブドラハーンとオスタッドイスファハーニによって建てられたそうです。 建築構造は十字型、天井がドーム型で4本の石柱でそのドームを支えています。 今は無くなってしまっていますが、当時はドームの中心に大理石の丸い水盤があり 4本の柱それぞれから水盤に向かって水が噴出しておりとても美しかったそうです。 今は取り去られているので想像するしかないですね。 丁度テーブルセットの辺りに大理石の水盤があったのでしょうか この建物の内部は壁から天井にかけてブルー地にアイボリーのレリーフが施されています。 このレリーフは当初、一部分のみ施されていたそうです。 中央の柄部分、下絵のままの状態に 1930年代にオスタッドベヘザート他、何人かのオスタッド達によりここを美術館に又 イランの伝統工芸である織物、ミニアトール、カーペット、象嵌細工など を守り伝承する為の学校を作ったそうです。 この時代に建物を少し広くしたり、壁のレリーフを内部全体に施す計画だったそうですが 資金不足の為完成できず下絵のみの所が残っています。 モダンな象嵌のロウテーブル イランにおいて最も貴重で価値のあるイランの伝統工芸は今ここに保存されているそうです。 が、展示数はそう多くはありません。 象嵌の手の込んだ家具、さすがに仕事もきれいでテーブルの足部分など とってもモダンなデザインです。 こんな家具があったら欲しいなあと思ってしまいました。 私のブログの「はじめまして」はこの美術館の写真です。
by japair
| 2011-02-06 22:32
| 美術館・博物館
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